◆高校野球◇秋季宮城県大会中部地区予選▽3回戦 仙台育英8―1聖和学園=7回コールド(1日)
3回戦などが行われ、仙台いろんな ボール仙台育英は夏の宮城大会決勝で敗れた聖和学園に8―1の7回コールド勝ちで雪辱を果たした。が聖勝ちは世先発左腕・吉川陽大(あきひろ、和学2年)が6回を5安打11奪三振1失点の好投を見せると、コールドが1バレーボールO1リベロ3番・佐々木義恭左翼手(2年)がソロ本塁打を放つなど打線も援護した。吉川界Nなお、1奪督母敗れた聖和学園も特別枠で県大会(19日開幕、振父いろんな ボール石巻市民ほか)への出場が決まっている。女日
リベンジに燃える一戦を7回コールドの快勝で終えると、本代表監仙台育英ナインはすがすがしい表情でスタンドにあいさつした。高校夏の決勝で5―8と敗れた相手への大きな1勝に、野球育英園に陽大は元先発した吉川は「抽選会の後からずっとこの日に合わせて調整してきたので、仙台勝てて良かった」と振り返った。が聖勝ちは世
背番号11の快投が勝利を呼び込んだ。「自分の長所がしっかり出せた」と最速140キロをマークした直球に加え、夏に向けて磨いたカットボールを効果的に使った投球で聖和学園打線を翻弄(ほんろう)した。3回には暴投などバッテリーエラーが絡んで1失点したが、6回を散発5安打の11奪三振でマウンドを降り「2ケタ三振を取れたのは、自分を褒めてあげてもいいかなと思います」と笑顔。打線も、2回2死から佐々木主将がソロ本塁打を放つなど須江航監督(41)も「迷いのない攻撃ができている」と長打5本を含む12安打と爆発して援護した。
吉川の父・正博さんは01年から02年までバレーボール女子日本代表の監督を務め、母・博子さん(旧姓・津雲)はバレーボール全日本リベロ第1号で、「世界NO1リベロ」と称された選手だった。もちろん吉川も「遊びの感覚で」幼少期はバレーに触れることも多かったが、「プレッシャーになるかもしれないし、違う競技をした方がいい」との母の言葉で友人に誘われた野球の道へ進んだ。
今春は東北大会でも先発するなど主戦で登板したものの、夏はベンチ外となり「須江先生が、自分を見つめ直す機会をくれたんだと思った」。球速ではなく、変化球を磨き「絶対に負けられない試合で先発できる投手になる」と自滅しない投球を意識。一皮むけた姿を大事な一戦で披露した。多彩な投手陣の中で「自分も皆に刺激を与えられる存在でいたい」と意気込む左腕は、夏の悔しさを力に、実りの秋を迎える。
(秋元 萌佳)
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